ケーブルと言っても音声ケーブル、電源ケーブル、デジタルケーブル等が有ります。
現在様々な構造、素材のケーブルが有り、ケーブルの選択は悩ましくも有り楽しみでも有ります。
レコーディングエンジニアは大きく分けて、ケーブルに依るサウンドの違いを利用するタイプとスタジオ定番のケーブルのみで音作りをするタイプに分かれます。
常に同じケーブルで音作りをするとケーブルに依る音の変化は無いので、それ以外の部分に集中出来て音の判断の精度は安定すると思います。
ケーブルを取り換えながらだと音の変化がケーブルに依るものか、それ以外に依るものかが分からなくなる可能性も有り、ケーブルも含め全ての機材の音を把握していないとサウンドのコントロールが出来ずに逆に機材に振り回される事も有ります。
オーディオを自分で楽しむ場合は機材に振り回されるのも楽しみの内かもしれませんが、レコーディングエンジニアの場合はそうは行きません。
なので日々試行錯誤してスキルアップするしか有りません。
自分は色んなケーブルを試すタイプで、こう考えるとケーブルは固定で音作りをした方が良いかと思う事も有りますが、ケーブル交換でイメージするサウンドになる事を経験すると最後の仕上げには色んなケーブルを試してしまいます。
高級なケーブルより一般的な定番ケーブルがマッチする事も有り、こればかりは試してみないと分かりませんが最近では大体予測が付く様になりました。
写真は自作の編み込みノンシールドラインケーブルです。
この構造のケーブルは音の広がりが出て解放感が有ります。