昨年フルートの華岡将生さんのフルートとピアノのデュオのレコーディングセッションをしました。
そのアルバムが完成!CD発売となります。
この時の録音の仕方は華岡さんの指示によるものですが面白いやり方でした。
演奏者は同じブースの中でモニター用のヘッドフォンもつけず、フリーインプロビゼーション主体とした演奏のため同じ曲を続けて演奏しないでライブのように演奏し、それを録音しました。
2時間のセッションを2回と、6時間のセッションを1回。
私は、コントロールルームでその様子を見守ります。
そして、演奏者が、「録音を止めて下さい!」というまで私は録りっぱなし。
亀吉音楽堂でははじめての録音パターンですが、1950年代頃は、ヘッドフォンもしないで、このような録音の仕方も多かったのではないかと思います。
スタジオだけど、ライブハウスで録音しているような緊張感。
録音終了すると、スタジオでプレイバックは一切せず、音源をお持ち帰り。
演奏者が自宅でチェックしどの曲をアルバムに入れるかを決める!というやり方でした。
ジャズらしい緊張感のある作品だと思います。
CDは華岡さんのライブ会場で購入出来ます。
亀吉音楽堂は2010年にオープンした昭和の香り漂う路地奥のちょっと面白い造りのスタジオ。HPはこちら
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