Love Love Love /鈴木リエ

2004年6月リリース
Voiceレーベル(vors0003)
税込2,800円
鈴木リエ(vo, pianica)
スピリチュアルライフ
長池秀明(p,org,rhodes)
上田隆志(bass) 金子正則(drums)
ゲスト後藤輝夫(sax,conga) 片桐幸男(guitar)
続木徹(rhodes)

浅草ジャズ・コンテストのグランプリ受賞。あるいはNHK"BSジャズ喫茶"への出演など。様々なキャリアを積み上げてきた鈴木リエはそのきらびやかな道程とは裏腹に、ジャズ界にあって特異なポジションを占めるヴォーカリストです。 例えばブロッサム・ディアリーのように声質そのものが耳目を引くタイプのアーティスト、例えばエラ・フィッジェラルドのように情念で歌い切ってしまうタイプのアーティスト。
鈴木リエはそんなカテゴライズのどちらにもあてはまりません。
彼女は鼻声でもないし、どんな癖もない透けて見えるように涼やかな声の持ち主なんです。うっすらとかけるビブラートや、何の力みも感じさせる事のないフレージングは確かな歌唱力の証明に違いありません。
「癒しのヴォーカリスト」という世間の評判はまさに正鵠を射たものと言えるでしょう。 気負いのないそのスタンスや通りの良い素直な歌唱には、若さに似合わぬ足元をしっかりと踏みしめた大人の余裕さえ感じさせます。そしてジャズ~フュージョンのシーンで活躍するバンド「スピリチュアルライフ」。 このバンドはグッと叙情的でお洒落なサウンドが他のバンドと大きく違うところ。バラードで本領を発揮するタイプです。「ブラシでこすりまくり」を得意技とするバンドリーダーでドラムスの金子正則。
幻想的なエレピと裏腹にエネルギッシュなライブパフォーマンスのキーボーディスト長池秀明。
一つ一つの音をしっかり耳元に届けてくれるシンプルでフックのきいたプレイが印象的のベースの上田隆志。
ブルースフィーリングに溢れたギターの片桐幸男。
湿度100%のサックス・ブロウでバンド全体のサウンドをまろやかにしてくれるサックスの後藤輝夫。
そして急遽ゲスト参加してくれる事になった元チキンシャックのキーボーディストで売れっ子ジャズピアニストの続木徹。この第一線で活躍する実力派ミュージシャンによるスーパー・ユニット「スピリチュアルライフ」の全面的なサポートを得たアルバム、鈴木リエの待望のセカンド・アルバムが登場しました。
「癒しのヴォーカリスト・鈴木リエ」の個性を余すことなく引き出した充実の仕上がりになっています。
(ライナーノーツ たかはしあきお)
  1. I want to spend the night
  2. Love Love Love 
  3. The look of love
  4. Makin' whoopee
  5. Time after time
  6. Come rain or come shine
  7. I wish
  8. Creepin' 
  9. Lala means I love you
  10. Don't it make my brown eyes blue
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  • I want to spend the
    night1980年に「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」でグラミー賞を獲得したビル・ウィザースの曲。オリジナルはしわ枯れ声のいなたい曲だったのに、鈴木リエは持ち前のニュートラルな感性で意外なほどお 洒落な作品に仕上げています。
  • Love, Love, Love
    夭折したダニー・ハザウェイ最後のアルバムEXTENSION OF A MAN"収録の隠れた名曲。思い入れも特別なものがあるようで鈴木リエには珍しく、シャウトを聞かせるエモーショナルなヴォーカルを披露しています。
  • The look of love
    ブロードウェイのミュージカルにもなったバート・バカラックのヒット曲。スカパラのユニークな演奏も記憶に新しい。鈴木リエはこれぞフュージョン・ヴォーカルという、王道を行くアプローチを見せました。
  • makin' whoopee
    ナット・キング・コール、チェット・ベイカーなど様々なアーティストが取り上げているスタンダード・ナンバー。ゲストのサックス後藤輝夫のブルージーなソロが出色です。
  • Time after time
    帝王マイルスがカバーしたことも話題になった、シンディー・ローパー1983年のヒット曲。ゲスト・ギタリスト片桐幸男の音数の少ないプレイが渋い。
  • Come rain or come shine
    ハロルド・アーレンの同名ミュージカルの挿入曲。ビル・エバンスやケニー・ドリューなどのアーティストにより、好んで演奏される事が多い。優しく自然なヴォーカルに終始からんでくるファンキーなエレピ。二つの対比が面白い作品です。
  • I wish
    スティービー・ワンダー不朽の名作「The Key Of Life」の収録曲。ワイルドでアバンギャルドなサックスのブロウ。そして不動のベース・リフを上田隆志がどう崩していくのかも聞き所。
  • Creepin'
    スティービー・ワンダーのアルバム"ファースト・フィナーレ"の収録曲。キーボード長池秀明のシンセが霧に煙っているようで、いい味を出しています。
  • La la means I love you
    フィリーソウルのグループ"デルフォニックス"最大のヒット曲。きらびやかにリフを奏でるシンセ・ストリングス。サビのコーラスでサックスがユニゾンするあたりにはアレンジの新境地が。
  • Don't it make my brown eyes blue
    1978年のグラミー賞の受賞曲。オリジナルのクリスタル・ゲイルにも負けない、鈴木リエの透明な歌声が気持ち良い。ここで彼女はピアニカ、オルガンも披露しています。
  • フェンダーローズの優しい音色がポロリ~。そして、優しい歌声が広がります。
    70年代のすごい曲をさらりとカヴァーする素晴らしさに脱帽。
    大人の雰囲気いっぱいです。(i tunesレビューより)