Kamekichi Record Special Reel to Reel Vol.2
/Biologia/河崎純

2013年6月15日リリース
亀吉レコード(kame008)
税込39,800円
河崎純 作曲、コントラバス、構成、演出


オープンリールテープによる音楽ソフト発売について    
亀吉レコードでハイレゾ録音の音楽制作を始めた時期に出川式電源の出川三郎氏と知り合い、まず最初にマイクプリアンプ の電源を出川式に改造し、さらにA&R lab のマスタークロック(電源はもちろん出川式電源)を使用してその効果に驚きま した。
それ以降AD/DAコンバーター、コンピューター、ハードディスク、ラインアンプ、コンプレッサー等を出川式電源に改造した 結果感じたのはデジタルは電源による音の変化がアナログ以上に大きく、実はデジタル信号の正確な再生は難しいのではな いか?という事でした。
亀吉レコードのスタジオの電源は出水電器に設計、工事をしてもらい機材の電源は出川式を導入して一般家庭の電源環境と はかなりの違いが有ります。
このスタジオの音を一般家庭でデジタル再生してどの位再現できるか疑問を感じた時に思いついたのはスタジオで作り上げ た音をアナログのオープンリールテープに録音する事でした。
試してみたらやはり素晴らしいサウンドでした。
数少ないオープンリールファンにとっても新しいオープンリールテープのソフトを作るのは意味が有ると思い発売を決め、 オープンリールテープの商品化にあたりStuder A807を出川式電源に改造しさらにメンテナンス、調整もやり直しました。 Fostexの技術部長をやっていた宮下清孝氏とちょうどその頃知り合い、オリジナルのクロックケーブルと電源ケーブルを試 したところそのクォリティーに驚き、宮下氏オリジナルのクロックケーブル、電源ケーブル、ラインケーブルを導入し更な るクォリティーアップを実現しました。
音源自体はe-onkyo music ですでに配信されている物ですが今回ミックス、マスタリングをやり直した結果、演奏や歌がよ り生々しくなり素晴らしい作品になったと思います。
亀吉レコードはスタートしたばかりのマイナーレーベルですが今回いろんな方々の協力により素晴らしい作品が出来、今後 更なるレベルアップを目指します。

(デジタルマルチ録音をアナログ機器でトラックダウンしてDSD 5.6MHzで収録。DSDマスターからテープにダビング
DSDレコーダーは出川式電源に改造、更に宮下氏によるチューンアップを施したKORG MR-2000Sを使用)

(注)テープの頭から1分30秒位に1分3秒のテストトーン(0VU)がありその約10秒後に曲が始まります。
  1. Breath of a wind , Voice of water, Words of sand /5:59
  2. I saw myself playing the music capriciously /1:29
  3. You look up the blue sky of night from a train window /7:13
  4. From a left-hand side of a riverside /2:26
  5. While watching to reverse the poetical works named a "STONE" /6:32
  6. You saw the mountain of Ararat /5:45
  7. Mechanical prince dances with a Korean rhythm on a beach /8:02
  8. Come on , improvise intensely! /2:01
  9. You are looking at my imitating the song of the clown who wore black clothes  /3:01

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亀吉音楽堂 上田さんとの出会い   (株)JION オーディオ開発室(元fostex技術部長) 宮下清孝
  • オーディオの音質評価において電源の重要性は注目しており出川式電源を各機材に投入して改造を進めている中,出川さんにアリオン(出水電器)の試聴会を紹介して頂き参加しました。そこで亀吉音楽堂の上田さんにお会いして話をする中で、マスタークロックに出川式外部クロックを使用して良い結果が出ているとの事に大変興味が有りました。
    デジタル再生においてクロック精度とノイズ対策は重要課題であり、専用のクロックケーブルを開発し使用していましたのでその効果の確認をかねてスタジオに伺う事になりました。
    亀吉音楽堂は電源対策が十分に行われておりスピーカは同軸タイプで音場定位が優れていましたので、出川式クロックの精度とクロックケーブルの違いが鮮明に判りました。 そして改めて電源アースの接地抵抗の重要性も認識しました。
    上田さんからアナログテープによる音源を作成する計画を聞き大変興味が有りましたので、デジタル音源からアナログ録音する中で出来る限りアナログの良さが出るようなケーブルの使用を提案して、電源ケーブル、ラインケーブル、デジタルケーブルで効果の大きいと思われる機材間に最適なものを作成。
    これらを使用した結果、どの機材においても空気感が向上し、デジタル的音痩せが無くなりアナログテープやDSD音源にふさわしい方向が確認された事は大きな収穫でした。 ケーブルの詳細な仕様は省略しますがポイントとして線材の材質はPCOCC-H材(アニールなし)とA材(アニールあり)によるリッツ線を採用しています、その他は絶縁体、構 造,制振,シールド対策をそれぞれの機材に最適になるようにキャラクターが少なく伝送特性の良いものを作成しています。